昨日、ゴルフコンペの帰り道に備中国分寺の五重塔に立ち寄りました。
蓮華畑の向こうに五重塔が建っているのです。
真っすぐに帰宅の予定が、思わず駐車場に車を停めておりました。
そこにて 二首
いつもは吉備路の中心に建っている五重塔も春は、脇役にされてしまいます。
蓮華草が主役に躍り出るのです。
吉備の国 鎮めて遥か 立つ塔は 甍朧に 空へ浮かばむ
(きびのくに しずめてはるか たつとうは いらかおぼろに そらにうかばむ)
古来よりこの国の平安を祈り、ここの邪なる想いを鎮めてきた五重塔も
春霞にぼんやりと浮かんでいるように見えるのです。