一日、冷たい風が吹き抜けたのであります。
そこで一句。
最近は一端(いっぱし)の俳人気取りで、ご機嫌なのであります。
思いもよらない寒さに、身を縮めても
桜の花は春を感じさせてくれるのです。
満開の桜の隙間の空を仰ぎ見て、吐く息は新しく始まる生活への気が漲るのです。
京都の桜に思いを寄せて、
有名な与謝野晶子の歌です。
清水から八坂神社、そして円山公園の枝垂れ桜は、
今を盛りに咲き誇り、月とまるで競い合うように・・・
その月夜に、桜を愛でた人々は心が洗われるのです。
そう、こよひ逢ふ人 みなうつくしき