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香龍師範の筆文字の独り言


桂 春團治 「皿屋敷」

今は、12/17 朝 5:45を過ぎたところ。
NHKの「日本の話芸」を見終わったのです。
今日の出し物は 桂 春團治 「皿屋敷」
播州皿屋敷、お伊勢参り、三十石船、etc・・・・
古典落語の名作。

さすが上方落語四天王の一人
引き込まれるように見てしまったのです。
「おもろいはやっぱり」とまた関西弁の独り言

小生と落語の出会いは
大学一回生の時、学園祭に桂 米朝ご一門が来演されました。
当時 立命館大学の学園祭には、毎年関西の四天王(笑福亭 松鶴 桂小文枝 桂 春團治
もちろん 桂 米朝)の各ご一門が、毎年交代で来演して下さっておりました。
以学館(当時は経済・経営学部の使う建物)の1階大ホールで、学生でも困らない安い値段で
各ご一門の錚錚たる噺家さんがお越しになるのです。
初めての生の落語を見るその日の小生は楽しくて仕方がないくて、ドキドキしながら
客席で息を呑んで見ておりました。
米朝ご一門 枝雀さん 朝丸さん(現 ざこばさん) べかこさん(南光さん)の噺が終わり
とりの米朝さんを観客一同待ち受けている。
司会者が、「大阪芸術大賞?(正式名称は忘れました)の授賞式が今日だったのですが
それをお断りくださって、お越しくださいました。」と紹介の後
米朝さんが口座にお上がりになる。
開口一番「あんなもんは弟子に行かしておきました。こちらさんのお約束が先でしたんで・・」
と軽くいなした感じで、すぐまくらへ・・・・・(少しマニアックでごめんなさい)
噺の中身は覚えておりませんが、とにかく口あんぐり状態で見惚けていた(みほうけていた・・
こんな言葉があるかどうかわかりませんが、なんとなくご理解のほどを)
それ以来落語大好きになりました。同じクラスの落語研究会の山本君が是非見に行け
と言ってくれた陰です。


実は当時大学を卒業しても関西に居残るつもりでいたものですから
上方落語を見ることを卒業してからの趣味にしようと思っておりました。
倉敷にUターン就職して現在に至っており、なかなか生では見る機会がありません。
NHKの「日本の話芸」はお勧めの番組です。
一人の演者(落語だけでなく浪曲などもあります)が30分間演じてくれます。
スタジオ収録ではなく、どこかのホールでの収録です。
再放送もあり朝の辛い方は再放送でどうぞ。

昨日、天野高雄さんの法話会があり桂米裕さんもお越しでした。
重要無形文化財保持者(人間国宝)の米朝師匠のお弟子さんであらせられます
あの桂米裕さんです。
またの機会に詳しくご紹介いたしますが、米朝さんのお弟子さんと28年の年を重ねて
それも倉敷の土地でお会いして、お話をさせてもらったり、過去には一度酒席もご一緒
させてもらいました。とてもうれしい出会いです。
次の米裕さんの落語会を首を長くして待っておるのです。
去年の秋以降色々なご縁を頂くことができて、楽しく過ごしております。

桂 春團治 「皿屋敷」_a0093343_7181359.jpg

桂枝雀さんの7回忌の追善法要の時の手ぬぐいです。
表装して書斎に飾っております。
クリックして拡大してご覧ください。
by kkouryu | 2006-12-17 07:27 | 落語

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